日記

辛いね

 昔の絵描きはもっともっと大変だったろうな。

だから

わたしなんか大したことないよ。

でね。

昨日

けんちゃんから

メールが来た

一日一回わたしがかくと

口では言えないことを

お互い書くことができて

それで

心が通じている気分になるんだよね

で

「きょうはパトロンから会社に電話がきて

それで行ってきたよ。

たかちゃんが言っていたことと同じことを言っていたよ」って

それで

けんちゃんが戻るまで

仕事がすすまない

なんか心が凍るような思いだった

けんちゃんは

わたしと知り合って

すべて自分の時間をわたしにくれている

土日のイベントはもちろん

映画に行くこと

東京に行くこと

すべてだ

わたしは

けんちゃんと知り合う前の生活すたいるは

そのままだ

なら

けんちゃんは

どうだ？？

新築の家に

絵を描いてしまって

それで

ゴミ屋敷のような荷物

どう思ってるだろうか？

個展前だとうのに

昨日も

午前中だけで２０人近い来客と電話

今日は居留守を使いたい

個展の準備に入りたい

朝出かける前に

耳を触る私に

「だめ」って言って

胸を触る

「自分のだからいいんだよ」って

そうだね

わたしはけんちゃんのものだから

慰めてくれてありがとう